黒留袖
留袖には、黒留袖と色留袖がありミセスの第一礼装で格の高いきものです。
衿、裾、袖の振りに白羽二重がついて、五つ紋裾に金銀の刺繍や箔、
あるいは友禅染があるのが特徴です。
(合わせる小物)帯揚げは白の綸子、または総絞り、
帯〆は白の丸ぐけか金銀糸入りの組み紐が決まりです。
そして帯の間に末広をさします。
★フォーマルな時の草履
呉服屋さん曰く
留袖や色留袖に合わせる草履バックは金または銀の単色のもので、素材は錦地(帯地などの織り地)が一番格上になりますが…。
私が若かりし頃に一番最初に結婚式に出席のため買ったのが、布製の佐賀錦の草履とバッグとセットで買ったことがあります。
この時には何も分からずデパートの方の言われるがまま(笑)
その後、訪問着などには、本革やエナメルなどの淡い色が好ましいと知り…。
もちろん留袖にも革素材やエナメルでもまったく問題ありません。
私のも娘達のも淡い色のエナメルの草履とバッグとのセットで買い揃えました。
単品で購入する時のフォーマルな草履は、台の色を他の着物の色と合わせやすいように淡い生成り色にしています。
一口メモ
※訪問着や色無地に合わせやすい、金か銀ベースの少し色を使った革素材のものやエナメル素材の淡い色を選ばれると良いかと。
※濃い色は合わせるきものを選ぶこととカジュアル感が強くなる場合がありますのであまり濃くない色を選ぶのがポイントです。
※フォーマルな草履のかかとの高さは4㎝から5㎝位あるものがフォーマルな場合は良いかと思います。
※フォーマルだからと言って草履とバッグのセットでなくてもかまいません。
品格のあるバッグなら草履との調和がとれていればそれでOKです^^
保管
手入れしてから風通しの良いところで陰干ししてから草履の下に割り箸などを敷いて底が密着しないようにすると長持ちします。
* 黒留袖、色留袖を着付けてもらう場合の準備する物♪を細かくリストにしていますので参考にして下さいね^^
留袖の着物
(しつけが付いている場合は取っておきましょう)
帯
(袋帯)
長襦袢
(白半衿を縫い付けておきましょう、忘れると衿芯が入れられません)
衿芯
(忘れると衿元がよれよれでスッキリと決まりません)
伊達締め
(長襦袢と着物と両方使いますから二本いります)
帯揚げ
(帯枕を包みます、白の綸子、または総絞りです)
帯締め
(帯をしっかりと引き締めて前で結びます。白の丸ぐけか金銀糸入りの組み紐が決まりです)
帯枕
(ガーゼで包んで、付いている紐と同じ長さにします。
付いている細い紐だと胸元が締まりすぎて苦しい場合があります)
帯前板
(帯を結ぶ時に、帯の中に挟みこんでしわにならないようにします)
足袋
裾よけ
(足袋を履いて、一番最初に腰に巻いて着け、上に肌着を着ます)
肌着
(一番下に着るものです、和装ブラジャーがある場合はその上から)
腰紐
(補整に1本、長襦袢に1本、着物に2本出来れば5本あると安心です。
少しふっくらさんは、少し長い目の腰紐が売ってありますから揃えておくと安心)
コーリンベルト
(なくても腰紐で代用できますが、着物の衿合わせがくずれないように、止めておいたり重ね衿などを留めるのに一本持っておくと便利です)
補整のタオル5枚
(着物はくびれがあると、着崩れしやすいので、ずん胴型にします。
体型にもよりますが^_^;ウエストに3枚、胸元に1枚、綿花やガーゼもあると便利です。
事前に着付けていただく方に確認しておきましょう)
草履
(履きやすいように前もって草履のはなお、の根元をひっぱって緩めておくと痛くて困ることがありません。
この時につま先まで足を入れて履くと足の親指と人差し指が痛くて辛いことになりますから、軽く挟んで履くことです。
かかとが少し草履からはみ出した位が見た目にも可愛いですね^^)
バッグ
(大体は、草履とバッグがセットになっているものが多いです。
あまり入らないので風呂敷や布製の薄い袋を入れておくと便利です)
末広(扇子)
礼装用の金銀の末広
雨の日は
(草履カバー、着物を守る雨コート、大き目の傘、どこか、立ち寄る際の履き替え用の足袋)