オリジナルレシピ(例)
基本の作り方−−オリジナルレシピの作り方
* こちらは、上級者編です^_^;私も勉強しながら更新しています(笑)
傷や肌荒れの修復を助ける効用のある、洗顔、浴用にも使えて溶け崩れもない石けん。日焼けで痛んだ肌にも使いたい、そして泡立ちもめいっぱい良くしたい石けん。 まず良く泡立つココナッツ油は、肌の刺激になる心配がない範囲が最高で20%です。ここでは最大の20%にします。 次に残りの80%のうち傷や荒れ肌の修復に効用のある天然のカロチンがたっぷり含まれ溶け崩れも防ぐレッドパーム油(カロチーノ)をかなりの割合で使いますがパーム油には保湿効果は期待できませんから、保湿効果のあるオリーブオイルを半々にしてみます。
* 全体の油の量を決めて割合にしたがって、各油の量を計算する。 牛乳パックで作る場合、6個から8個位で油全体の量は、仮に600グラムとします。 * 先に決めた油の割合で各油の分量を計算します。 600グラム×0.4=240グラム オリーブオイル 40% 600グラム×0.4=240グラム ココナッツ油 20% 600グラム×0.2=120グラム * 合計600グラム 精製水の量は、手作り石けんでは、それぞれの人が経験で割り出しているため決まっていませんが、油に対して30%から40%の範囲で幅があります。 水が少なすぎると、けん化がスムーズに進まずタネの出来にむらがあったりひび割れたりしますので足りないよりは、多めの方が心配なく安心です。 x(水の量)は、600×28÷72で求められます。 233.333小数点以下を四捨五入して、233グラム この600グラムの油に対しての水の量は、233グラムです。 * 苛性ソーダの量を計算します。 * 油の種類によって石けんにするための苛性ソーダの量が違います。 各油脂 1グラムの苛性ソーダの換算した表 600グラム×0.4=240グラム 240グラム×0.145=34.8グラム オリーブオイル 40% 600グラム×0.4=240グラム 240グラム×0.136=32.64グラム ココナッツ油 20% 600グラム×0.2=120グラム 120グラム×0.184=22.08グラム 34.8グラム+32.64グラム+22.08グラム=89.52グラム 保湿の豊な石けんにしたい時は、油全体の85%をけん化して、後の15%は、油のまま残します。 この場合、けん化率は85パーセントであることになります。逆に湿気の多い季節や脂性の肌の場合は、けん化率は95パーセントに上げることができます。 タネの混ぜ方にムラがあって、けん化がなかなかスムーズに行かない場合でも上限は100パーセントではなくて、けん化率は95パーセントにします。 今回は、普通肌のための保湿加減ということでけん化率は90パーセントにします。 89.52グラム×0.9=80.568グラム 小数点以下を四捨五入して、81グラムが最終的に必要な苛性ソーダの分量です。 * 香りや色、効能のためにタネに加え、混ぜ込む材料を決める。 香りとして加えるエッセンシャルオイルの量は、油と水を合わせた量の2パーセントが上限です。 ここでは、柑橘系の香りスイートオレンジとレモンをつけることにします。さらに、傷や荒れ肌の効用に蜂蜜を使います。(小さじ2杯弱)エッセンシャルオイルの一滴は0.05ccです。油は、平均して重さの約1.09倍の体積がありますから、600グラムの油×1.09倍=654ccそれ、精製水233ccを加えて合計887ccの2パーセントは、17.74ccが上限となりますね。 ここでは、半分の量の1パーセントの量を使います。17.74ccの半分ですから8.87ccは、177.4敵となり約180敵となります。スイートオレンジ90敵レモン90敵にします。 今回のレシピの全体です。
参考文献 [お風呂の愉しみ]テキストブック |