● 略、礼装着とは
礼装に次ぐ着物で、色、模様ともに礼装着より少しくだけて華やかさがあります。
● 訪問着
ミス、ミセスともに略礼装として用います。
附下げも訪問着もどちらも社交着です。
違いは柄付けによるだけで未婚既婚の別なく着られます。
ミスの場合は振袖についで、ミセスの場合は、留袖につぐ準礼装と言う格付けになります。
紋を付けるといっそう格調高くなります。
(振袖、留袖、訪問着などは、白生地のまま仮仕立てをし青花できもの全体にまたがる下絵を描き、
ほどいた後で染色をするという絵羽模様のきものがあります。
絵羽のきものは、礼装、略礼装に用いられ刺繍や印金を施して豪華にするのが普通です。)
★フォーマルな時の草履
呉服屋さん曰く
留袖や色留袖に合わせる草履バックは金または銀の単色のもので、素材は錦地(帯地などの織り地)が一番格上になりますが…。
私が若かりし頃に一番最初に結婚式に出席のため買ったのが、布製の佐賀錦の草履とバッグとセットで買ったことがあります。
この時には何も分からずデパートの方の言われるがまま(笑)
その後、訪問着などには、本革やエナメルなどの淡い色が好ましいと知り…。
もちろん留袖にも革素材やエナメルでもまったく問題ありません。
私のも娘達のも淡い色のエナメルの草履とバッグとのセットで買い揃えました。
単品で購入する時のフォーマルな草履は、台の色を他の着物の色と合わせやすいように淡い生成り色にしています。
一口メモ
※訪問着や色無地に合わせやすい、金か銀ベースの少し色を使った革素材のものやエナメル素材の淡い色を選ばれると良いかと。
※濃い色は合わせるきものを選ぶこととカジュアル感が強くなる場合がありますのであまり濃くない色を選ぶのがポイントです。
※フォーマルな草履のかかとの高さは4pから5p位あるものがフォーマルな場合は良いかと思います。
※フォーマルだからと言って草履とバッグのセットでなくてもかまいません。
品格のあるバッグなら草履との調和がとれていればそれでOKです^^
保管
手入れしてから風通しの良いところで陰干ししてから草履の下に割り箸などを敷いて底が密着しないようにすると長持ちします。
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