妊娠・出産に伴う昔のしきたり
妊娠・出産に伴う昔のしきたり
私の娘が嫁いでからの体験を娘の母の立場から書いてみました。
* 腹帯
娘のおめでたが分かってから、5ヶ月目の戌の日に腹帯を神戸の中山寺まで、授かりに行ってきました。 徐々に大きくなるお腹を安定させ冷えを予防する為だと思います。 お産が軽いといわれている犬にあやかって安産を祈願するのだと、私の時も姑と一緒に授かりに行きました。
* お七夜
法律上は、生後14日間のうちに赤ちゃんの名前を届け出れば大丈夫みたいです。
娘は、母子ともに5日目で退院してきました。 7日目の夜にお七夜の祝いを、娘の実家(家で)祝ったので 娘の旦那様が命名書を半紙に墨で書きました。
右上から小さく、父親の名前と母親の名前を書いてその下に長男○○ そして半紙中央に上から命名と書いた下に大きく命名した孫の名前を書きました。 さらに、左上には赤ちゃんの生年月日を書き、ベビーベッドの上の壁の柱に貼りました。
祝い膳は、私の時と同じ様に娘、(孫)にも作りました。 赤飯と尾頭付きの魚、鯛の塩焼きの大きいのを注文して焼いてもらい、刺身、海の物と山の物(野菜のお煮しめ)を揃えました。 大きくなるにつれて名前が変わる、ブリやボラなどの「出世魚」も好んで用いられたそうです。
* お宮参り
一般的には、男児は31日目、女児は33日目に夫側の祖母に抱かれて産土神にお参りする儀式です。
お宮参りは遠くの有名な神社へ行くよりも、近くの氏神様にお参りに行く方が体力のまだ充分でない母子に負担がかかりませんね。
日にちにも、あまり、こだわらなくお母さまの体調の良い日を選んで行きましょう。
と言う事で、家も、娘も孫も実家での一ヶ月健診が終わって、旦那様のもとへ帰って落ち着いてから
一週間後に娘、孫の住んでいる神社、氏神様にお宮参りに行きます。
もちろん、旦那様のご両親も一緒にお参りに行きます。
孫は幸せですね、両方のお祖父ちゃんお婆ちゃんと一緒に行けるのですから。
娘には私が訪問着を着付けます^^
出産直後は授乳のことも考えないといけないので、お祝いのお膳は家に帰ってからにします。
私の時には、姑がお宮参りの時に、息子のおでこに「大」、娘の時は「小」と口紅で書きました。
地域によってもいろいろあるそうです。
祝着はおめでたい模様の男児なら広そでの紋つき
女児なら振袖を背にはおらせます。
しかし、しきたりや迷信に必ずしもこだわる必要はありませんね^^
母子ともに無事な出産と、生まれてきた赤ちゃんの健やかな成長を祈る気持ちには、変わりはないのですから。
若い夫婦で赤ちゃんといっしょに心をこめてお参りするだけで十分だと思いますね(#^.^#)
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