和装 質問集4

皆様から掲示板に書き込まれた質問です。私の分かる範囲内で回答させていただきました。

質問がある方は、よろしかったら一度読んでみて下さい、参考になる回答があるかもしれません。 by管理人(*^^)v
■ 質問

* 振袖についてお尋ね致します。私が若い頃に親からプレゼントされた振袖がとても気に入っています。お値段もそこそこだと聞いていたので、この振袖を娘に着てほしいのですが娘は身長が高くておはしょりがとれません。 仕立て直して着せれば良いのですが呉服屋さんで聞いてみたところ結構なお値段を取られるようで考えています。 このままおはしょりが無いままで振袖を着せるのは無理なのでしょうか?

アドバイス

これは、余談ですが昔の着物は丈が短い場合が多いためカジュアルの場合だと自分で衣紋をやや多めに抜いて粋に着付け楽しんだりします。
そして、極端に着丈の短い場合は、男性着物のように、おはしょりをとらずに対丈(ついたけ)で着ますが、ご質問者さまの場合は、振袖なので礼装(フォーマル)ですよね(^^;
でも、出来ないわけではありません。
普通に振袖を着付けられてみて、おはしょりが少ししか出せなかったり もしくは無かったりしていた場合でも臨機応変!着付師さんにお願いすると良いでしょう。

昨今の帯揚げ等とても華やかで2枚3枚使いなどは当たり前の時代ですからそれは、私の経験上の話しですが絞りの帯揚げは普通に帯の上線に結びます。もちろん綸子でも良いのですよ。

もう一枚を帯の下線にそっておはしょりを隠す位置に結んで後でリボンに飾ります。
これは、七五三の七歳の着付けの時にも使うしごき帯と同じように使います。
某振袖のレンタル会社等この華やかな帯揚げ!?
しごき帯のような帯揚げが付いている場合がありました。

それと、おはしょりを少しでも出せる場合であれば腰紐の位置を普通のようなウエスト位置ではなく腰紐を下に下げて腰骨ギリギリの上に腰紐を結ぶと
おはしょりに必要な長さが少なくなります。
頑張ってくださいね^^

■ 質問

* 角帯の結び方を忘れました。

アドバイス

左のメニューの中に半幅帯の結び方の貝の口を参考に して下さい。女性用に半幅帯で結んでいますが角帯でも同じです。 これは 男結びをアップしているので参考にして下さい。

 浴衣を着て 腰紐を腰骨の上にしっかり結んで さらに腰紐の上に角帯をむすびます。 前で結んで後ろへ回せば簡単ですよ。

手先を帯幅の三倍取って・・・画像を見ながら 練習してくださいね(^・^) 男物の角帯は(女物の半幅帯は2回巻きますが)3回巻きます。 (但し、Lサイズタイプだったら2回しか巻けないかな?) 貝の口は結んだら後ろに回した時、結び目を背中の真ん中よりも 左寄りの腰の上に置く方が粋になります。

(貝の口結び方。角帯貝の口)
■ 質問

* 浴衣の帯について 最近、帯の裏にも柄がついていてそれを見せるために、少し折り返して帯を結んでいるものがありますが、どうやればいいのかわかりません。教えて下さい。説明が上手くできなくてすみません。

アドバイス

(前で結んで後へ回すのを前提にしています)難しく考える事はないと思います。 帯を一回巻いて 二回目に巻きつける時に後まできたら 帯の幅を(裏を見せる)上や下を気に入ったように 折りこめば それだけでok うしろで折りこむと言う事はあとで回すのだから その折りこんで裏が見えるのが前にくるでしょ♪ うしろで折りこむのが難しければ出来あがって帯をまわした 時に前で気に入ったように裏を見せるように折りこめば 良い事ですしね(#^.^#) これは 自由だから少しだけ折りこんで裏を見せたり 二回目帯を後へ回した時に 後でねじって前にもって きても個性的でグッド♪表と裏が対照的な色の方が ぐっと目立ちますね。


和装 質問集3

皆様から掲示板に書き込まれた質問です。私の分かる範囲内で回答させていただきました。

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■ 質問

* ゆかたに半衿・・ゆかたに半衿をつけて着たいのですが(なんちゃって着物と呼ばれてる着方です) お店で浴衣を購入した際に「浴衣スリップ」というものも勧められ言われるままに購入したのですが、そのあと半衿をつけるなら「美容衿」がいるわねと言われ、買っては見たもののどうやって着るのかわからなくて・・・「スリップ」の次に「美容衿」の次に「浴衣」なのでしょうか?(半衿は長襦袢につけるのは知っているのですが・・・美容衿というもの自体良くわからないのです)

アドバイス

浴衣にも木綿の浴衣ばかりでなく生地に変化のある 物の場合は半衿を出し足袋をつけて着るものもあるみたいです。 「スリップ」の次に「美容衿」の次に「浴衣」で良いと思いますよ。 結局 一般の浴衣って言う着方じゃなく 普通の夏の着物って 感覚で着れば良いのではないかしら。  美容衿は見た目には長襦袢を着ている風に見えて中はスリップでも 涼しく着る知恵なのかな(笑)

■ 質問

 留袖を着ることになり、何か暑さ対策が、あれば・・・と思ってカキコさせていただきました。

アドバイス

暑さ対策ね~肌襦袢を汗の吸収の良いサラシとかガーゼの生地に して長襦袢も夏用の絽にしてはいかがでしょうか。留袖は比翼がついているのでけっこう重くて着付けが 難しいと思うけど 頑張ってね。

留袖の着付けのポイントは衣紋はこぶし一つ分たっぷりと抜いて 衿あわせもゆったりと 半衿は2~2.5センチ位出して 比翼は0.5センチ位出してすっきりとね。 裾線は床すれすれか草履に少しかかる位少し長いめに 裾合わせは留袖は少し裾つぼまりの方がカッコイイですね。 がんばってe(^。^)g_ ファイト!!

■ 質問

* 先日オークションで浴衣用の出来上がり帯を探していた所、普通の浴衣用結び帯の他に、お太鼓の軽装帯(出来上がっているもの)が出てきました。 お太鼓の帯を浴衣に使うって、これは別におかしくないのでしょうか?浴衣にお太鼓ってあんまり見ない気がします。なんとなく疑問でしたが詳しい人が身の回りにいないので…。

アドバイス

浴衣にお太鼓はちょっとおしゃれ感覚でいいですね♪ 単衣の夏用の名古屋帯で 絽とか、透けた感じの帯があるでしょう。もちろん帯締めも帯揚げも夏用にしましょうね。 出来上がったお太鼓でも同じ事ですね♪ 気をつける事は・・そうね衣紋は指三本~こぶし一つ入る位にゆったりとね あまりつめすぎると暑苦しく見えるから。 裾線は足のくるぶし程度くらいかな。 それと 前から見て帯締めはしっかりと結び 帯揚げは見せないほうがスッキリと見えますよ。 と 言う事でお太鼓は浴衣でもokですよ(*^^)v

■ 質問

対丈で浴衣を着ようと思ってます。その時に、気をつけることありますでしょうか?

アドバイス

対丈って、おはしょりを、縫い上げをして、着丈を決めて縫ってあるのと違いますかしら? モシそうだったら、オハショリを作らなくてもいいワケだから、 着方は簡単!子供の着付けと同じでイイと思います。おはしょりをうまく作れない人には良いかもしれないですね。


和装 質問集2

皆様から掲示板に書き込まれた質問です。私の分かる範囲内で回答させていただきました。

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■ 質問

* 大学の卒業式に女袴を着ようと思うのですが着物は自分のを着たいのです、小紋しかもっていませんが大丈夫でしょうか?

アドバイス

まず、お答を♪はい(*^^)小紋で大丈夫ですよ。袴姿の着物はどんな着物でも大丈夫です。ご自分の振袖でも小紋でも。私は袴のレンタルのお仕事もしていましたから各大学でいろんなタイプの袴姿を見てきました。レンタル会社の着物は、ほとんどがポリエステルで小ぶり袖になっています。重ね衿も着物に縫い付けてあります。ご自分の小紋の着物が地味な場合は重ね衿で明るくコーディネートしても良いですね。逆に卒業式の式典ですから色無地の着物で厳粛な雰囲気のコーディネートも私的には好きですが。

■ 質問

* 成人式に、振袖を娘が着ることになりました。気に入った仕立てあがりの長襦袢を見つけたので購入しようと思いましたが、サイズを見ると裄丈や袖丈が持っている振袖とほとんど代わらないのです。長襦袢と振袖のサイズが同じでも構わないのかが分かりません。着物と長襦袢のサイズについて教えて頂けると助かります。

アドバイス

長襦袢の着丈は合っていますか?裄丈も袖丈も着物より1分(と言っても分からないでしょうね・・・3ミリ位と思ってください)控えめにします。 袖丈は同寸でもイイですよ、着物より短いのは困ります・・・・ もし長すぎる時は、長い分だけ折ってブチブチと縫えば分かりません(一寸長い位はそのままで・・) 裄丈は同寸の場合、袖口から出るので、袖山で1センチ位の縫い上げをしましょう。 着丈さえ合えば、その長襦袢で充分です。(モチロン着丈も調整できます) 洋服と違って着物はその点融通が利きます。

■ 質問

* 私は身長が低く 子供サイズでちょうど良いくらいなのですが、成人標準サイズの浴衣をもらい困っています。素敵な柄なのでなんとしてもスマートに着たいのですが、下は30cmくらい余り、横もお尻が半分隠れるくらい回ってしまいます。こういう場合、やはりお直しに出すほうがよいのでしょうか。

アドバイス

そうですねぇ 着て着れない事はないと思いますが(^^;; あまりにも おはしょりや脇のダーツを取ったのが多ければ ちょっと無理があるかもしれませんね お直しに出した方がイイかも知れないですね。 でも がんばって着てみてしっかり眺めて判断してみては いかがでしょうか(*^_^*)

■ 質問

* 作り帯の最後の部分で、帯の切れ端はどうすれば見えなくなりますか?リボンでうまく隠すんですか?それとも、これは見えてしまっていいんですか?

アドバイス

だいたいは、 体型によって違う場合もありますが、最後は脇の所か羽根の下位になります。 作り帯は巻く帯と、羽根とが二つに別れているのだからこれは見えても良いですね。 結び帯だったら巻いてきて結びやすいように半分に折って 結ぶでしょう。その半分に折って上にあげて結ぶ所が 結局、作り帯のとぎれた所にあたります。

●作り帯の取り付け方は、コチラに詳しく写真入りで説明してあります。

■ 質問
* 卒業式の袴の紐、りぼんはどっちで結ぶのでしょうか?

アドバイス

どっちにとは、決まっていません。右で結んでも左で結んでもOKですよ。以前中央で結んでいるカタログも見たことがあります。※リボン結びの結び目を長い方の紐で一回巻いて結び目を隠しましょう。




和装 質問集

皆様から掲示板に書き込まれた質問です。私の分かる範囲内で回答させていただきました。

質問がある方は、よろしかったら一度読んでみて下さい、参考になる回答があるかもしれません。
私の知っている限りの回答ですから(^_^;)ご意見やご感想のある方はメールを頂ければ嬉しいです。
by管理人(*^^)v
■ 質問

* 「フォーマルな草履って!?」

アドバイス

★フォーマルな時の草履
呉服屋さん曰く
留袖や色留袖に合わせる草履バックは金または銀の単色のもので、素材は錦地(帯地などの織り地)が一番格上になりますが…。
私が若かりし頃に一番最初に結婚式に出席のため買ったのが、布製の佐賀錦の草履とバッグとセットで買ったことがあります。
この時には何も分からずデパートの方の言われるがまま(笑)

その後、訪問着などには、本革やエナメルなどの淡い色が好ましいと知り…。
もちろん留袖にも革素材やエナメルでもまったく問題ありません。
私のも娘達のも淡い色のエナメルの草履とバッグとのセットで買い揃えました。
単品で購入する時のフォーマルな草履は、台の色を他の着物の色と合わせやすいように淡い生成り色にしています。

一口メモ
※訪問着や色無地に合わせやすい、金か銀ベースの少し色を使った革素材のものやエナメル素材の淡い色を選ばれると良いかと。
※濃い色は合わせるきものを選ぶこととカジュアル感が強くなる場合がありますのであまり濃くない色を選ぶのがポイントです。
※フォーマルな草履のかかとの高さは4㎝から5㎝位あるものがフォーマルな場合は良いかと思います。
※フォーマルだからと言って草履とバッグのセットでなくてもかまいません。
品格のあるバッグなら草履との調和がとれていればそれでOKです^^

保管
手入れしてから風通しの良いところで陰干ししてから草履の下に割り箸などを敷いて底が密着しないようにすると長持ちします。

■ 質問

* 袴姿の着物の着付けには一重上げはするのですか?準備する物の中にコーリンベルトがあるのですが?

アドバイス

着物の着付けの時のように一重上げはしません。襟元を整えておはしょりが二枚しっかり重なるように手刀でトントンと整えます。
コーリンベルトは重ね衿を止めるのに使います。使い方は、コチラに詳しく書いています。

■ 質問

* 2つ質問があります。1つはコーリンベルトについて。 「ベルトの使い方」のページでは、【ウエスト位置にとめる】と書いてありますが、 「着付け師」のページでは【バスト下】とありますが、どちらのほうが正しいのですか? また、下前の一重上げた部分も一緒に挟むのですか?

もう1つは、自分で着付けるとどうしてか長襦袢の襟が緩みます。襦袢に「衣紋抜き」を付けて紐を通し前で結び、その上から伊達締めをしています。 紐を結ぶ位置が悪いのでしょうか? どうか教えてください。

アドバイス

大体はウエスト当たりですが年齢によって帯の位置が違います。帯の下部分に上手く収まれば良い事ですがあまり上でも帯を締めた時に止め部分の固いのが胸に当たり痛い場合があります。自分なりに痛くないところを決めて下さいね。

着付け師のページでは若いお嬢さんの振袖の帯を元に書いてあります。 振袖姿は現在はとても高い位置に帯がくるようになっていますから腰紐もベルトもその分高くなります。帯の下に一重上げの折り返した分が補整の一部となっています。 また、下前の一重上げにした部分は上に持ち上げますが、いっしょには挟みません。

もう一つの質問ですが、 紐を結ぶ位置ではなく「衣紋抜き」の縫い付ける位置が低いのでは?メニューから衣紋抜きの作り方のページを参考にしてくださいね。

■ 質問

* 子供の卒業式に着物を着たいと思い、がんばって練習しています。 長襦袢の襟の緩みについてなのですが、 衣紋はいい具合に抜けているのに、着物を着付けているうちに、だんだんと襟が緩むというか、 開いてしまって鎖骨が見えそうになります。 胸が“うすい”せいなのかと思ったり、紐の結び方がゆるいのかと思ったりするのですが、どうなのでしょうか?(?_?) またまたよろしくお願いします。

アドバイス

長襦袢の衿元が落ち着かないのは鎖骨辺りの補正が足らないのだと思います^_^; 裾よけと肌着を着けた後、胸元の補正をされていますか?両鎖骨の上に普通綿花などで補正をするのですが、無ければタオルを縦に半分にさらに半分に折ると細長くなりますね、3/1でも良いですよ。それをVに折り胸元におきます。両鎖骨の上、肩にかかるくらいの位置です。 その上から長襦袢を着ると胸元バスとの上がふっくら長襦袢の衿もきまります。 頑張って着物ライフを楽しみましょうね^^

■ 質問

*女袴で質問があるのですが、前のひもが短い時はどのようにしたらよいのでしょうか?
以前、身長はそれほど高くなく、ふくよかな方がLサイズの袴を、借りていらしたのですが、ひもの長さを確認されていなかったようで、やっと結び切りが出来る程度の長さでした。
腰ひもを切って長さを足すしか方法はないのでしょうか?

アドバイス

とてもふくよかな方で、前もって準備ができない場合は…前紐はご存じの通り、前から正面にあてて、後ろに回し、半幅の結び目にクロスしてまた、前にもってきて、また折り返して後ろへともっていくので…とても、ふくよかな方は、紐の寸法が足らないと思いますね。
結びきりでも結べるのならそれでオッケイなのでしょうが。

ぜんぜん結べないのなら足すしかありませんね。
それでも、足らない場所が後ろなので後袴を上からかぶせる場所なので腰ひもを半分に切って両紐に足すのもアリかもしれませんね。ようは、ゆるんで着崩れなければ良いのですから。

もし、腰ひもも予備がないのであれば…一番最初の、正面にあてて、前から後に回して、いきなりですが一度硬く結び、半幅帯に絡めて、しっかり結ぶしかありませんね。
前がちょっと頼りなげですが…後ろ紐でしっかりと押さえ結ぶしかありません。
もし、腰ひもの予備があるのなら、あやうくぎりぎりで結ぶよりも、足した方が良いかもしれません。

そういえば私の先輩がそんな話をしていたことがありました。 自分の手持ちの腰ひもを半分に切って使ってさしあげたと。 その場に遭遇して困った時でも、お嬢様には不安を与えないように…大丈夫ですよとお声をかけてさりげなく、処理をしてあげたいものですね(#^.^#) がんばりましょう♪




半幅帯で浴衣の帯結び 朝顔

半幅帯(博多、綿)

普通の帯地の幅を半分に折り芯を入れて仕立てたものです。

綿のものやポリエステルのもの絹など。

その他、小袋帯といって芯を入れずに袋状に織った本袋のものと
耳で縫い合わせた縫袋のものがあります。

またウールのものは単で織られています。
帯地によっては普段着から外出着まで、あるいは羽織下など広範囲に用いられています。

半幅帯で浴衣の帯むすび 朝顔 です。

こちらから ↓ どうぞ。

半幅帯で浴衣の帯

 

 




身長が低く長い長襦袢の対処の仕方

レンタルの着物の場合身長が低くて、たまにその方に合っていない場合がありますが慌てず対処しましょう。

襟元を整えて、胸紐を先に決めます。

腰紐をもう一本使って余り分を胸紐と腰紐の間に整理しますが、伊達締めに収まらない程の余り分であれば着物と同じようにおはしょりを作ります。

写真のように…分かりやすいように、わざとピンチでおはしょりを上にあげていますが胸紐の5~6cm下に腰紐がもう一本結んであります。

長襦袢は対丈で着るのが一番楽なのでしょうが着付師さんは、こんな場面も多々あると思います。

着物と同じように、おはしょりを作った状態になります。

身揚げができたら、伊達締めで押さえます。

※気持ち少し長い目くらいなら後を胸紐に挟み込んで対処できるのですが(^^;こんな場合はそうもいきません。

※袴姿の長襦袢の着付けも、このもう一本の腰紐で着物を短く着付けた下から

長襦袢が見えないくらいに短めに調整します。

丈の長い長襦袢の着付け方

●丈の長い長襦袢の着付け方ポイント!

レンタルや他の人に借りた場合に長襦袢が長い場合は、胸紐の下にもう一本腰紐を使って裾の長さを調整します。

※袴姿の長襦袢の着付けも、この方法で短くします。
もう一本の腰紐で!!。 着物を短く着付けた下から長襦袢が見えないくらいに調整します。

着物の着姿のポイントは長襦袢にあります。

補正が出来上がった後は、長襦袢を着ます。

※衣紋の抜き具合を決めたら衿合わせを決めて胸紐を当てて結びます。

* 衿合わせは、振袖(ミスの場合)両前衿は深く、のどのくぼみをかくすように90度くらいに合わせます。

※長襦袢が長すぎて下に引きずっています。長襦袢の後ろ襟ぬきはコブシ一つ分抜きます。

* 胸紐は当てて結ばず、二度からげて交差します。この時、両脇の袖付け(身八つ口)を前後合わせて下に引く始末を忘れずにしましょう。
背中のシワは、左右に振り分け脇でタックを取ってスッキリ始末し、下へシワを引いて着物の上にひびかないようにします。

* 長襦袢の丈が長い場合は、腰ひもを使って裾の長さを調節します。


胸紐の、その下にもう一本腰ひもを使って裾の長さを引き上げて調節します。

方法 ※人に着付けている状態で説明。

胸紐で衣紋も衿合わせも決まっている状態で始めます。
下前の丈の長さを決めて左手で押さえながら上前の長さを合わせて下前の上にかぶせて腰紐を当てて 後へ廻し、
後ろの丈も引き揚げながら腰紐を前に廻して結びます。

胸紐と もう一本の腰ひもの間に長さを調節した余りの部分が たぷたぷしているので これを伊達締めで押さえて始末します。

後ろも同じように裾の長さを腰ひもの上に引き上げて調節します。

* 胸紐の下にできたシワを右上の紐の間に挟めてきれいに始末しましょう。

(振袖や着物を着た時にシワがひびかないようにします)

* 調節した余ったシワを伊達締めの中に収めて整えます。

※下に引きずっていた長襦袢の丈がきれいになりました。

 


伊達締めの結び目がゴロゴロしないように絡めて交差して挟み込みましょう。

長襦袢の着付けは、衿元から決めます。

長襦袢

長襦袢

長襦袢の着付けは着物の仕上がりを決める大切なものです。

(下着や補正を付けた上に着ます)

衣紋の抜き加減やえり合わせは、長襦袢の着付けで決まります。

※半衿は、塩瀬の白を基本に着物の素材や季節に合わせて使い分けます。
※長襦袢は、フォーマル用は白か淡い色、カジュアル用には小紋柄や二部式を。

後ろ衿ぬき(衣紋)とシワの始末

*背中のシワは、左右に振り分け脇でタックを取ってスッキリ始末し、下へシワを引いて着物の上にひびかないようにします。

*衿合わせは、振袖(ミスの場合)両前衿は深く、のどのくぼみをかくすように合わせ胸紐を当て、結んだら両脇の袖付け(身八つ口)を前後合わせて下に引く始末を忘れずにしましょう。
(後で着物の袖と重ね合わす為)
(その時に前衿合わせが開かないように注意する)

ミセスの場合の衿合わせは、のどのくぼみから指一~三本くらい下げます。

伊達締めを締め、前で交差して挟む。
結ばない方が帯結びの時にゴロゴロしません。
その時にバストの下のシワを下にゆっくり引いて整理しましょう。

長襦袢をきれいに着付けないと上に着る着物もきれいに仕上がりません^^

着物の補整

※補正は必ずしなければならないものではありませんが、体型を整える事で着崩れを防ぎます。

ヒップの上やウエスト

ヒップの上やウエストにタオルで補整をします。

(ちょうど帯を巻く下地にタオルがある様に)

タオル三枚、体型によっては前にも入れて五枚いる場合もあります。
タオルを押さえるのに腰紐一本使用。
(くびれを無くして、ずん胴型にする)

市販の補正下着や補正パットなどを利用しても簡単便利です。

胸元の補整

※振袖の補整は、初々しさを出すために、肩から胸にかけてふっくらと仕上げる事が大切です。
その為には、肩の下のくぼみ、胸の薄さをカバーするための補整をします。(タオルや晒し、ガーゼ、綿花を使い体型に合わせて整えます)

胸元、襟元の補整は綿花で両方の鎖骨の凹みを補整します。

端を裂いたガーゼを胸から当ててバストを押さえながら(補整用の綿花)巻いていく方法と。
綿花やガーゼがない時はタオルを細長く半分に折って首元にVにあてる方法があります。

この補整をしないと長襦袢や着物の衿元が落ち着きません。
直線裁ちのきものは、体型の凸凹を無くす事できれいに着あがります。

胸の薄い人は鎖骨下からバストの間にタオルを置いて胸元を整えましょう。

胸の豊な人は和装ブラジャーで押さえ胸元を整えると思いのほかきれいな着付けになります。

豊満な胸の方の補正はいりませんが胸を押さえても鎖骨の上のくぼみがある場合は綿花で少量の補正をしましょう。

余談ですが。。。

この間写真を整理していて

娘たちの着物姿の写真を年数ごとに見比べていたところ

どうも納得のいかない着付けだったなぁと反省の写真も多々あってガックリ。

普段着はともかくとして、やっぱり礼装着の訪問着は補正が要!!だと思います。

娘たちは補正を入れると太って見えるから。。。

少なめにと要求します(;^_^ が。。。その時の写真は胸元やおはしより付近の

ん。。。私的には物足りない感はいなめない。

しっかりと補正した時の写真は、まるで着物雑誌の表紙みたいに。。。ちょっと褒め過ぎですが(;^_^私的には満足。。

着物用の肌着

(裾よけ、肌着、他ワンピースタイプなど)の付け方。

 

ワンピースタイプでない時は、裾よけ、肌襦袢の順につけます。※肌襦袢は、着崩れを防ぐ肌着。吸収性の良いものを選びます。

裾よけを後から腰に当て、両端を水平に持ち、くるぶしから5~6cm上に裾線を決めます。

下前を持ち上げるようにして、力布を引っ張り下前を合わせて引っ張り上げた力布を折り返します。下前を引き上げたまま上前も同じように引き上げて端を折り返します。
両脇の紐は、後ろで交差して前に回し、体の右側できつくない程度に結びます。
※すそつぼまりに。(裾よけは紐の付け根のサラシ(力布)を折り返して結びます。)

※裾よけは足のすべりを良くしウエストを補整する役目も兼ねますし、着物の裾がいたむのを保護するのと保温をかねています。

肌襦袢の後ろ衿(衣紋)ぬきを思いきりとっておきます。

ワンピースタイプなども、ウエスト紐はゆるめに。
背中のシワは、左右に振り分け脇でタックを取ってスッキリ始末し、下へシワを引いて着物の上にひびかないようにします。